昭和33年生まれ。時代はまさに「3丁目の夕日」の世界
遠慮
物心ついた時には、母方の祖母より「遠慮しなさい!」ときつく言われ育ちました。
サザエさん一家と同じく、祖母の家に暮らし、私はマスオさんの家族というところです。
祖父は既に他界しておりました。
とにかく買い食いもダメ!人の家に上がるのもダメ!
遠慮しなさい!の一点張り。何故なのかは知る由もありませんでした。
「躾」と言われてしまえばそれまでですが、その言葉はとても重くのしかかり私の人生に大きな影響を与えたことには間違いないと思います。
近所の子たちやお友達と駄菓子屋さんに行っても、私だけはその場で食べることが許されず
必ず買ったものを祖母に見せてからではないと、食べられませんでした。
それでも一度だけ「買い食い」というものをした時がありました。
とてもドキドキしながら、、、楽しく食べたような記憶があります。
でも、何故かバレる。(笑)
ものすごく怒られた記憶があります。
通学途中のお友達のお家に迎えに行った時も、天気が悪いときは「中に入って待ってていいよ!」と言われても、遠慮しないといけないので中には入らず濡れて待つ。雨が降ろうが雪が降ろうが、、、。
何度声をかけられても、遠慮する。
中々可愛くない子供です。自分が大人になり、そんな子がいたら「ホント!かわいくない!」と思うこと間違いない!(笑)
幼稚園を、中園⁈
幼稚園に入り、何でも遠慮ばかりするので、次第にいじめられるようになりました~
仲良しさんが出来た記憶は、ほとんどない。
そんなある日、滑り台の上にいたときに急に突き落とされた(正確には突き滑らされた?)
滑り降りる準備をする前の段階で。
怪我はしなかったと記憶してますが、とても怖かったんだと思う。
あれから60年近い時間が過ぎているのに、そこだけは鮮明に記憶してる。
名前は覚えてないけど、その男の子の顔もぼんやり浮かんでくる。
そんなんで、幼稚園中園!
登園拒否をしたと思われます。そこの記憶は無いのだけれど。
半年待って、翌年に違う幼稚園に入園。
そこではお友達も出来た記憶があります。
たった1年の、楽しかった思い出ですね~。
でも、まだまだ私の人生に「遠慮しなさい!」という洗脳は憑いてまわります。(笑)
唯一の逃げ場?
長女として生を受けた私は、母方の従姉が大好きでした。
本当の姉妹のように接してもらいました。
3~4歳の頃には一人で遠く離れた従姉宅に長期滞在をしてた記憶があります。
わざわざ叔母さんから迎えに来てもらい、出向いたことも。
そんな小さい時に親元を長く離れてもさみしくなかったのは、唯一安堵出来る場所だったのでは
と、今になって思います。
でも、そんな小さい時に自分から提案するとは考えにくく。
母が「預かって欲しい」と、お願いしたのではないかとの推測にいたります。
何故なら、自分が大人になり「あ~、私は育児放棄されてたんだ。。。」と気付いてしまったから。
私はもしかして、悪魔の子だったのでしょうか。
身体の何処かに「666」の文字が浮き出てるのでしょうか。。。(オーメン、知ってます?)
5歳になり、弟が生まれ「3人+1人」の家族体系に移行しました。
もちろん+1人は、自分です。
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