「子離れ」「親離れ」の試練
新年度が始まり、期待に胸膨らませてる人や緊張気味の人、不安だらけの人。
本当に人って「十人十色」です!
我が家の近所にも私の出勤の時間が、丁度幼稚園バスのおお迎えの時間と同じ位の
ご家庭があります。
私が通りかかると、いつも主役が大泣きしてます。
ご夫婦二人で主役のご機嫌取りに、一生懸命です。
「こんなに行きたくないのに、何で大人はわかってくれないんだ!!」と
大粒の涙を流しながら体中で訴えてます!
、、、息子よ、すまぬ(__)。わかってはいるのだけど「大人の事情が・・・」と
心の声が聞こえてきそうな場面です。
子供ながらにわかってはいるのだと思います。
でも、何とか大好きなパパとママのそばに居たいのです!
無駄な抵抗と知りつつも、抵抗しないとこのまま会えなくなるのでは?と
怖いのです。
そんな事はお構いなしにバスに乗っている先生まで降りてきて、一生懸命なだめます。
そんな風景は、毎日毎日続きました。
私が通る度に同じ光景が目に入ってきます。
「今日も頑張ってるね!!」
そう思いながら、出勤しております。
我慢比べ?じゃなくて「むぎゅ~!」です!
実は、うちの長男も同じでした。
父親は、自分の身内がいる前では「子煩悩」を装いますが、家では全く
関わろうとしません。
なので、我が家の場合は私と長男の「戦い?」でした(笑)
幼稚園の先生たちも、大変だな~!といつも思ってました。
毎年毎年この時期になるとこういう子が出てきて、新しい生活に慣れるまでの時間を
誠心誠意対応して下さる。
ある意味「親以上」ですよね。
そんなある日、何かの本を見た時に「不安な子供には(むぎゅ~!)って抱きしめて
あげると心が落ち着きます。」と書いてありました。
私は親から「愛されている」と感じた事は一度もありませんでした。
なので「むぎゅ~!」としてもらった記憶も全くありません。😥
自分の子供達にはそんな思いをさせてくないという気持ちではいましたので
朝起きたら「むぎゅ~!」と、何でもかんでも「むぎゅ~!とハグをしていたはずなのですが
幼稚園バスに乗る前は「むぎゅ~!」をしていませんでした。
「そういえば、見送るときはしてないな~」と思い、実行してみることに。
バスが来るまでの間、ず~と「むぎゅ~!」「大好き~!」!
そして「帰ってきたら、今日の夜ご飯は何にしようか?」「楽しみだね~!」と
なるべく明るい未来の話をしました。(かなり近い未来の話です)
毎日続けました。子供の要望だけを聞いていると逆効果になってしまうので
こちらから「今日はこれだけどいいよね!」とか大人の都合も取り交ぜながら
不安を取り除く会話を続けました。
たまたま何か彼の踏ん切りの点くタイミングと重なったのかも知れませんが
「むぎゅ~!」をやり始めてからほんの数日で泣かないで幼稚園バスに
乗るようになりました。
大人だって急に全く違う環境や知らない人だらけの所に入ったら萎縮しちゃいます!
幼い子なら、自分の家族以外の見たことも無い宇宙人だらけの世界がいきなりやってくるのですから、かなり「恐怖」な出来事だと思います。
年の近い兄弟がいれば事情は変わってくるのかもしれませんが。
「不安を取り除いてあげる」。
これだけです。
魔法の言葉。「むぎゅ~!」「大好き~!」です。
ご近所の彼は、今もご夫婦揃っておもちゃ持参でバスを待っております。
🚌が来るまで、チャンバラごっこやら色々なおもちゃで遊んでおりました。
年中さんになって、成長したのでしょうかね。
少し時間をずらして、バスに乗る所を見てみたい気がします☺
コメントをどうぞ。