突然先生がやってきた日
小学1年の夏休みに入ったばかりの頃だと記憶してます。
従姉宅へ、長期滞在の準備真っ最中の日です。
わくわくが止まらない日です。
夕食時だと思いますが、突然担任の先生がやってきました。
父と2人で何やら話をしてます。私は特に気にすることも無くおりましたがその内お酒を飲み始め楽しそうに談笑している様子が伺えました。
そろそろ寝る時間に近づいた頃に、先生のご帰宅です。
父に呼ばれ、玄関まで見送りに行きました。
先生が帰られたあと、私は父に呼ばれこう告げられました。
「従姉宅に滞在するのは、金輪際ダメだ!」
ん???なんとおっしゃられました?お父ちゃん・・・なんと???
「明日から勉強しなさい!」
?何故?何故急にそんな事を??
泣きそうになっている私に説明を始めました。
理由は、先生の訪問にありました。
知能指数検査
1学期中に行った知能指数検査?(昔はあったんです。)の結果が来そうです。
何をどう間違えたのかわかりませんが、その時の結果が驚くほど良かったらしく先生も「これは凄い!」と、慌てふためいて父に報告をしにきたんだそうです。
そして、「このまま勉強を頑張れば、凄い子になることは間違いない・・・」と。
その言葉を真に受けた父は、私に勉強を強要し始めたのです。
蛙の子は蛙…じゃないの? トンビが鷹を生む系? まさか・・・。
両親は普通の人です。どこかの大学の教授とかでもなく、普通の人。
私は「意味不明」の大人の対応に心の底から悲しくて、遊びに行けない辛さが輪をかけて大ダダをこねました。ずーっとずーっと泣き続けました。
でも、大人の言うことは「絶対!」で。。。
私はこの時に決心したんです。
「勉強するのをやめてやる!」
7歳の飽くなき抵抗の始まりです。
そして父は、あっという間に習い事を決めてきました。
とりあえず、珠算と習字
昔は「学習塾」なるものは無かったので、命拾いした感じですね~。
幼稚園から習っていたピアノ、珠算が週に2日、プラス習字。。。
週に4日はつぶれてたので、お友達と遊ぶ時間はどんどん減って行きました。
そして、勉強しないと決めた心は、我ながらとても強く(笑)本当に勉強するのを止めてしまいました。
時を戻せるなら、この時に戻りたい!
今は強く強く思います。
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