年寄だと思われたくないらしい。。。
先日母の所に「介護認定調査」の方がみえた。
介護度1の母の調査は、2年に一度。(介護度2になると毎年になります。)
この一年、母は足が痛くて歩くのが辛いと、買い物には出かけていない。
月に一度のかかりつけ医の通院も150M先の美容院に行くのもタクシーを呼んでいる。
家で歩く時もすり足でソロソロ、、、。
ところが今日は、見違えるほど元気を装う。
日常の事や、自分の生年月日や、食事は何を食べた?とか30項目程聞かれる。
歩く姿も確認項目。
なんと、すり足をせず普通に歩いてる。
多分かなり無理をしてるのだと思うけれど、そんな素振りは一切見せない。
そして母が”元気アピール”をすると、どんどん辻褄が合わなくなってくる(笑)
お医者さんの言う事も聞きませんのよ。
我が家には「杖」が2本準備してあるのだけれど、一切使わない。
3度骨折しており、お医者さんから「次転んだら、終わりだよ!」と少し脅されてもお構いなし。
「私は転ばない!!」 (って、だから3回骨折してるでしょ!)
この根拠のない自信は、どこから来るのでしょうか?
自分から「買い物は娘に任せている」と言うと、調査員の方が
「でもたまには外で美味しい物でも食べたくなりませんか?お出掛けして。」
「んんん、、、、(苦笑い)」
ここで「足が痛いから行きたくないのです!」とは言えないのです。
すると、今度はどんどん自分の自慢話が始まる。
そしてわざとなのか、ボケてるのかわからないけど、自分の勤務先や勤続年数を
誤魔化す?
母は、50過ぎに自主退職しているのに「定年まで勤めあげました」とか、
勤務先は、一番最初の勤務先を伝えてる。そしてとても自慢げ!
ボケ、はじまった??
とても微妙な感じです。
私はこういう時に本当の事を話して、少しでもお手伝いしてもらった方が
良いと思うのですが、、、。
私なら、下の世話は娘たちからはしてもらいたくない。
どうせなら、「赤の他人」が良いと思うのですが。(できればそうなる前にお別れしたい)
90才でも元気な気持ちはとても大切だけど、身体は年相応なのだから。
それは恥ずかしい事でもなんでもない。
みんなが通る道なんだけどなぁ。
老いを認めて欲しい。
心からそう思います。介護度なんてどうでも良いのです。
間違っていることを修正させていただき、調査員のかたも、
そういう頑固わがままな老人を沢山見てきてるのでそういう人の家族が大変なのは
すごくわかります。とおっしゃっていただきました。
それでも現実は、日々「首しめたろか!」という思いとの格闘が続きます。
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