昭和40年前半?の時代のこと
まだまだ車が「一家に一台」ではない時代に、父が車を購入しました。
それまでの通勤は、バイクでした。
祖母の家には駐車場も無く、周りの家もみんな「路上駐車」が
まかり通ってた時代です。
近所の学校の先生をしている方がカブト虫みたいな車を購入したので
刺激されちゃったのでしょうかね。
家から1時間ほどの神社に「安全祈願のご祈祷に行く」との事で
みんなでお出掛けの一日。
「ご祈祷」の意味も分からずついて行ったけれど、のちの「後悔」につながったのは
言うまでもないのですが。(笑)
神社の中の神棚の前に座る。
何やら神妙な雰囲気です。
神主さんが、「御幣(ごへい)と言うそうです」を、バサッ!バサッ!っと振りながら
ご祈祷の始まり。
床の上に直に座っているので、すでに足が痛い。
いつまで持ちこたえられるのだろうか、、、😟
周りをキョロキョロ見ることもできず、本当に辛い時間でした。
ものすご~く長く感じました。
途中足がしびれてきてモソモソしていると、父ににらまれました。
(*´Д`)ついてこなければ良かった~(´;ω;`)ウゥゥ
そのくらい許してくれてもいいんじゃないですかぁ~?と今なら言えるのですが(笑)
20分位でしょうか。やっと終了!
帰れる!と思ったら、次は車の前へ。
でも、それは直ぐに終わりました。
さあ、家に帰れます!!
え?何がどうしたの??
お札やらお守りやら購入し、神主さんにお礼を言い車へ。
エンジンをかけ、出発!!
「ガシャン!!」
え?え?え?
何と父は神社の門に追突しました。
走り出したばかりなので、衝撃はそんな酷くはなかったのですが。
昔はオートマチック車は無かった時代なので、「踏み間違い」はありえません。
え?どういう事?
誰が悪いの?今祈祷してもらったばかりなのに。
何のための「ご祈禱」?
ご祈祷してまだ時間が経っていないから、効果が発揮されないの?
父の運転が「へたくそ」なだけ???
こんな事って、あるの??
ご祈祷って、どういう力があるの??
なんで「今?ここで!」なの??
まあ、一番凹んだのは父でしょうけど。😅
神社の門は、とてもとても頑丈で大きく、ぶつかった跡すらわかりませんでした。
でも、「神社の門」にぶつけるって。
もしかして、そこで「厄を落とした」という事なのでしょうか。
そう考えてしまえば、父の心は救われたかもしれません。。
見栄張る親父は、誰にもそのことを話しませんでした(笑)
後ろで見ていた神主さんは、どういう気持ちでみていたのでしょうか。。。
メッチャ聞いてみたい!!です(笑)
「ご祈祷代、返せ!!」って言われたりしないのかしら(笑)
っていうか、ご祈祷直後に神社の中で事故るなんて
我が家だけでしょうね?🤭
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