「絶望」を感じた日

ポチと母

何見てるの?!スケベ親父!!💢

気付けば、医者に連れて行ってくれるのは、いつも父だったかもしれない。

中学3年、ある日40度近い高熱を出してしまった。

父がお医者さんに連れて行ってくれることに。

診察室に呼ばれた。
父が一緒に入ってきた。

高熱でフラフラしているので「出て行って!」という声も出せない。

先生に胸をはだけて聴診器を当てている時、父の顔が見えた。

「見てる!私の胸を見てる!!なんで見てるの?嫌だ!!!」

私の心の中は、もう「絶望」しか無かった。

なんで見るの?気持ち悪い!スケベ親父だ!!
様々な感情が「(´;ω;`)ブワッ」と、出てくる。

もう、最悪!!だから大っ嫌いなんだってば!!

二度と口を利かない。と決めた。

気持ち悪すぎる!娘の胸を見るなんて、最低すぎ!!

中学3年の私には、受け入れられない位の大きな出来事!!

家に帰り、ベッドで休んでいると、父が冷たいイチゴとお粥を
作って持ってきた。

2度目の「絶望」

高熱なので、かなりの寝汗をかいてしまう。

2枚のパジャマなど、あっという間に汗でぐしょぐしょになる。

何度も着替えないと、気持ちが悪くて寝ていられない。

こんな時でも、洗濯をしてもらえる気配などない。
タンスに入ってる、Tシャツやらトレーナーを着るしかない。
下は、ジーパンくらいしか持ってないので仕方なくジーパン。

熱が下がるまで、なりふり構わず過ごさなければいけない。

そして、「看病をしてもらえる」という言葉が私の中から消えた。

お粥やイチゴ。あの日が最後。
何日寝込もうが私の部屋に「具合はどう?」と、様子を見に来ることも無ければ
食事や飲み物が運ばれてくることは無かった。

そして、熱が下がって少し動けるようになると大量の洗濯ものが
待っている。

それを洗濯しないと、学校にも行けない。

「生きていくこと」が?「何でわたしだけ?」 
再び「絶望」を感じてた日々だと思う。
こんな私って、生きていく意味あるのかしら。

友達に言っても、誰も信じてはくれない。
具合が悪いのに何もしてくれない親がいるなんて。
「えっ?まさか!あり得ない!」って言われて終了だもの。

この頃から「死」を、考え始めた気がする。

「あんなエロジジイなんかと一緒に居たくも無い!」
「生きてても楽しい事なんかあるはずが無い。。。」
「私なんて、いない方がいいんだ。。。」

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